薄毛とストレスの関係
ストレスがたまると薄毛になる。はホント?
よく、「髪が薄くなってきた。ストレスかな?」という人がいます。そして、僕自身もそう考えていました。
以前、テレビ番組で芸能人が参加した同窓会を振り返って、
「あの男前があんなに薄毛になるなんて。色々苦労があったんだね。」
と話していたことから、苦労やストレスは薄毛の原因になるというのが既に定説になっています。
では実際のところはどうなんでしょう?
ストレスが薄毛の原因とされる理由は?
ストレスはいわば、体が警戒している状態のことです。
たとえば、猛獣に出くわしたときに、すぐに逃げられるよう体の準備をしたり、万が一怪我をしたときも一時的に痛みを軽減したりするのも、この「ストレス」の効果です。
また、血液の流れを鈍くしたり、男性ホルモンに影響して攻撃的になるのもストレスの効果です。
血行不良に男性ホルモンの関与など、どちらも薄毛に関係するものです。
過度なストレスには「円形脱毛症」など深刻なものもあるので、確かにストレスは薄毛と関係があるようですね。
頭から離れない「ストレス」は髪だけでなく健康も蝕む
今現在では突然猛獣に襲われるといった状況に陥ることは滅多にありませんね。
ベストセラーである「嫌われる勇気」には、
“人の悩み事はほとんどが対人関係である”
といった記述があります。対人関係というと学校や会社だけでなく、安らぎを求める家庭にだってあります。
常にストレスを感じた状態でいると、自律神経は乱れ、体の機能が低下していきます(※1)。わかりやすい症状では、睡眠不足や食欲不振。そこから負の連鎖でどんどん体調を崩していきます。
過度なストレスは薄毛どころか下手をすれば命の危険にも関わるということです。
ストレスへの対策には運動が一番
ストレスの発散方法には、医学的に認められたものに「運動」があります(※2)。
週数回30分程度の運動は、抗うつ剤と同様の効果があり、運動をしていない人に比べストレスへの耐性が強くなるといいます。
もし、薄毛の原因でストレスが思い当たるのなら、育毛剤にあわせて運動することもおすすめです。
※1 「タケダ健康サイト(自律神経の乱れ)http://takeda-kenko.jp/navi/navi.php?key=jiritsumidare」
※2 「日本成人病予防協会(ストレス解消法)http://www.japa.org/kk_jyouhou/10/n1005/index.html」