帽子を被ると薄毛になる?
「帽子を被ると髪が薄くなる」
ということを聞いた事はありませんか?
- 帽子の中が蒸れてしまい、髪に悪影響
- 帽子の締め付けにより、血行が悪くなり薄毛になる
こういった点がそう思わせるのではないでしょうか
帽子の中が蒸れるとなにが問題?
「蒸れる」という現象は、日常的に存在します。
例えば、足や股間ですね。
蒸れるとどうなるかというと、「菌」が繁殖します。
そして、「菌」が繁殖すると不快なニオイがしたり、水虫になったりします。
足なら「白癬菌(爪はくせん)」などで、股間なら「インキンタムシ」というやつですね。
では、頭が水虫になるということはあるのでしょうか?
実は頭も水虫になることがあります。「頭部白癬」といいます。
症状は「脱毛」なので、薄毛の原因になるといえばなります。しかし、これは病気なので、きちんと病院に通い、水虫の薬を服用すれば改善する抜け毛です。
この水虫の元になる菌は、日常生活であちこちにいるので、それに対して「気をつける」というのが難しいです。
予防としては、頭皮をしっかりケアするということです。水虫は菌が付着したらすぐに発症するというものではありません。
毎日きっちり、お風呂で洗ってケアすることが大切です。
帽子の締め付けにより、血行が悪くなり薄毛になる?
血流は、髪を育てるために重要な役割があります。主に「酸素」と「栄養」の供給ですね。
では、帽子を被るとこの血流に影響がでるのでしょうか?
これに関しては、専門家が帽子程度の負荷で異常がでることはないと明言しています。
確かに、血管は無数に張り巡らされているわけで、帽子の締め付け程度で血流が悪くなるなんて考えられませんね。
「蒸れ」や「血行不良」よりも「紫外線」
帽子をなぜ被るかというと、オシャレを除いて「熱中症予防」や「紫外線予防」などが挙げられると思います。
「紫外線で髪が傷む」ということを聞いた事ありますよね。
実際は、髪に含まれるメラニンは豊富で、少しぐらい紫外線を浴びた程度でそんなにダメージはないのですが、問題は頭皮です。
紫外線はビタミンDを合成するのに必要ですから、完全な悪者ではないのですが、シワや肌が黒くなる原因になります。肌が傷むと、髪にもよくないことは容易に想像できますよね。
このことから、帽子は被らないより、被ったほうがよいということが言えます。問題はその後のケアが大切ということです。