「薄毛」を指摘されても怒ってはいけません!
人から薄毛を指摘されたらあなたならどうする?
薄毛は基本的に誰かに指摘されることはあまりありません。
やはり薄毛の人にとって薄毛はコンプレックスであるということは周知のことですので、薄毛だと言うことだけで人を傷つけてしまうということが容易に想像できるからでしょう。
中には踏み込んで薄毛を指摘する人がいるのも事実です。僕の場合は友人2人に薄毛を指摘されました。
彼らに悪気はないことがわかるので「おいおい」と思いながらもニブイ笑顔でスルーします。そして決まって「薄毛だと遠慮なく言いそう」な人たちなのでこちらもそれなりに対応出来るわけです。
でも、30数年生きてきてたくさんに人に出会い、薄毛を指摘してきたのは家族以外ではこの2人だけなんです。そもそも「言ってはいけないということ」という道徳観もあると思いますが、他人の薄毛に興味を持つ人なんて本当に珍しいということもあると思います。
きっとあなたも「薄毛」を指摘されたことなんて、片手で足りるぐらいなんじゃないでしょうか?
しかし、世の中には思いもしなかった人から薄毛を指摘された気の毒な方がいます。
薄毛芸能人に似ていると言われて激怒した中年男性の悲劇
会社員の男性ですが、ある日同じ職場の女性社員に
「トレンディエンジェルの斎藤さんに似てますね」
会社員の男性は「俺はあんなにハゲていない!」と大激怒。どうやらこの男性はそもそも「斎藤さん」をいいように思っていなかったところに、間接的にでも「薄毛」を指摘されたことにおそらくパニックになったのでしょう。
さらにこの男性に不幸は重なります。男性の勤める会社で忘年会があったのですが、幹事を務める同僚に「斎藤さんだぞ!」というトレンディエンジェルの持ちギャグをやってくれと言われたそうです。
はっきり言ってデリカシーがないのですが、この男性は怒ってそのまま忘年会を欠席しました。これはこれで大人気ないですけど気持ちは痛いほどわかりますね。
次第に周囲に気を遣われ始めて、薄毛ではなく「斎藤さん」が禁句になったそうです。
薄毛を指摘されたときこそセンスが試される!
この「斎藤さん」事件から1年後、どうやら斎藤さんが女性に人気があるということに気づいた男性は、気持ちを切り替えて斎藤さんのギャグをやったところ、
「キャ〜!」
と悲鳴に似た声をあげられました。なんでだろう?と男性は奥さんに相談したところ、
「最初に斎藤さんに似てると言われた時になぜやらなかったの?」
と指摘されたそうです。タイミングもセンスも悪いということです。
極め付けに
「あなたはただの薄毛なんだから」
という言葉までかけられたのだとか。友人なら肩を抱いて一緒に泣いてあげたいぐらい悲惨です。
とはいえ薄毛を指摘されて平常心ではいられない
確かに、自分の全てを受け入れて常に平常心とユーモアを持っていれば笑顔の花が咲いたでしょう。
わかっていはいるけれど、やっぱり薄毛は受け入れることができないんです。でもそれでいいんです。
不用意な指摘には体が硬直するもの。反射的に「斎藤さんだぞ!」と言えることがすごいことなので、せめて怒らずに「奥さんにも言われたんだよ」と苦笑いでも切り返すと相手も気を遣わずに済むでしょう。
というか気を遣えよ!ってのが僕の本心です。