「うつ病」などの精神薬は薄毛の原因になる可能性がある?
精神薬は薄毛の原因になる可能性がある?
「うつ病」に代表される精神疾患は、現代病として深刻な問題になっていますね。うつ病手前の「軽うつ」や自覚していない「隠れうつ」などうつ病だけでもかなり幅があります。
「こころの陽だまり」によると、医療機関に通っているうつ病患者は100万人以上です。「隠れうつ」の患者を含めるとさらに多くのうつ病に悩む人がいるとされています。
そして、このうつ病を軽減するために用いられるのは精神薬を使う「薬物療法」がメインです。命をつなぐ薬。でもその精神薬が薄毛の原因だとしたらどうでしょうか?
精神病の原因は?
精神病になる原因は1つであることは考えにくく、いくつかの原因が複雑に絡み合った結果ではないかと思います。僕も過去に「パニック障害」を患ったことがあるので、実感として原因が1つでないことはわかります。
先天的な精神病をのぞいて、その主な原因は以下の4つです。
- 遺伝による体質、事故などの外傷による体の変化
- 生活環境
- ストレス
遺伝による体質、事故などの外傷による体の変化
体質、または体質の変化による精神疾患ですが、叔父が過去に交通事故に遭い、数年後にうつ病と診断されました。
生活環境
個人的にはこれが一番大きい原因だと思います。親が精神病だと子供も精神病の傾向があるように思います(ちなみに僕の母もパニック障害)。子供は親と同じ生活環境の中で成長するので、生活習慣や思考のクセなど似てしまうものです。そうするとどうしても精神病になるリスクが高くなるわけです。
ストレス
ストレス自体が悪いわけではないのですが、追い詰められると選択肢が狭まります。逃げ場を失くした場合は戦うか屈服するかになるわけですが、この屈服する状態が精神病につながります。
精神病改善に使う「精神薬」は薄毛の原因?
精神病になると自分が精神病だと認識することも大事ですので、病院に通うことになります。そこで治療をするわけですが、そのほとんどが精神薬を用いた「薬物療法」です。
僕が服用したあ精神薬の副作用は、「強烈な眠気」です。仕事中でもしょっちゅうウトウトしていました。よく怒られなかったものです。
しかし、その副作用には「薄毛」も含まれていたとしたら…。と後悔しても仕方ないですし、あの時は必要でしたから。薄毛の原因になるとされる精神薬をご紹介します。
てんかん治療剤
てんかんは大脳の神経細胞の過剰な電気興奮が広がることによって起こる精神疾患ですが、てんかんを抑える「興奮系」と、その興奮が広がることを抑える「抑制系」に別れています。
薄毛の原因と考えられる抗てんかん薬は以下の通りです。
- カルバマセピン
- バルプロ酸ナトリウム
- トリメタジオン
- ゾニサミド
- リチウム
パーキンソンソニスム治療剤
パーキンソン病とは、脳からの指令が体へうまく伝わらず思うように体を動かすことができなくなる病気です。脳の「黒質」で生成される「ドパミン」の量が低下することから起こることがわかっています。
以前は発症後、10年もすれば全く体が動かせなくなるという不治の病でしたが、今では医療も進み効果的な薬も開発されています。その中で、薄毛の原因と考えられるパーキンソンソニスム治療剤は以下の通りです。
- ベンセラジド
- レボドパ
- ペルゴリド
抗うつ剤
脳内で、気持ちや意欲など人の感情に関わる物質「セロトニン」と「ノルアドレナリン」が減り、情報がうまく伝わらないため発症すると考えられています。
この、「セロトニン」と「ノルアドレナリン」を抗うつ剤で量を増やし、気分を楽にさせえるわけですが、その一部の抗うつ剤が薄毛の原因と考えられています。
- イミプラミン
- メチルフェニデート
精神薬はあくまで補助的なものです
例えば、自ら命を絶ってしまうような選択肢しか頭に思い浮かばない場合は、迷わず精神科や心療内科を受診してください。
僕個人は精神疾患の治療に薬物は必要ないと思いますが、それでも必要な人がいることも知っています。時に、薬が命を救うことも。
選択肢がないのなら、薄毛なんてどうでもいいです!必ず病院に行きましょう!