育毛剤でEDになるって本当?
育毛剤でEDになるってウソ?本当?
育毛剤には、ミノキシジル(リアップなど)の外用薬と、錠剤などで飲むフィナステリド(プロペシアなど)があります。
どちらも「薬」であることに間違いはないので、少なからず副作用があります。特に、内服薬の副作用は強力なものがあり、その代表的なものに「ED」があります。
実際に育毛剤を飲むとEDになるんでしょうか?
EDとは?
EDとは、英語で「Erectile Dysfunction」の略で、日本語では「勃起障害」「勃起不全」と言われています。完全に勃起できない状態がEDではなく、勃起に時間がかかったり、途中でしぼんでしまうこともEDに含まれます。
そもそもEDになる原因は?
高齢になると自然と勃起しなくなります。いつかテレビで
「トイレで用をたしていたら『赤玉』が出て、『おしまい』って書いてあった」
というかなりハイレベルな冗談を聞いたことがありますが、それぐらい年をとると当たり前にやってくる症状です。
しかし、EDに悩むの26.7%は20代から40代の若い世代だというデータもあります※。
その原因は、
- 心理的なストレス(ストレス、不安、うつなど)
- 生活習慣病(糖尿病、心臓病、高血圧など)
- 神経系の障害(脳syっけつ、脳腫瘍、アルツハイマーなど)
- 手術や外傷(前立腺ガン、膀胱ガンなどの手術により周囲の血管、神経を損傷など)
- 先天的なもの
など多岐にわたります。そして、薄毛治療による薬にもその原因があると言われています。
※バイエル薬品社内資料 2006年1月~4月調べ
薄毛治療をしている有名お笑い芸人の2人はED?
某ラジオで大物芸能人が、後輩のこれまた有名芸能人が薄毛治療をしていると話題にしていました。その中でかなり確信をついた発言がありました。
「アイツ、起たへんらしいで」
本当に衝撃的でした。僕も皮膚科で副作用について説明していただいたことがありますが、本当にいるんだと思わず声をあげてしまいました。
「育毛剤の服用でEDになる」というのはウソ?
だけども、最近こんな記事を見かけました。
「育毛剤で薄毛になるというのは思い込みです」
これまた驚きです。東京メモリアルクリニック・平山の佐藤明男院長によると、
「EDになる人も数%いることは事実なんですが、実はそのほとんどがプラシーボ(思い込み)なんです。服用を始める前に“そういう副作用がある”という思い込みで身構えてしまい、EDを引き起こしてしまうようです。また、4~50と年齢的にも下半身の機能が低下する時期と、服用を始めた時期が重なって自然に起きていることが薬の副作用として報告されるのも、割合を高くしている要因ですね」
思い込みの力で本当にEDになるのか疑わしくもありますが、7,000人の薄毛患者を診察してきたという実績を考えると信憑性がないとも言い切れません。
EDの症状が出ても止めれば回復するとのことですが、他にも副作用のリスクがあると直接医師から聞いたことがあるので、僕は今後も使うことはありません。
気軽に試せるからと安易に手を出すよりも、しっかりリスクを知った上で育毛剤を使うようにしましょう。